気候危機対応は、なにより自分自身のため!

「温暖化防止」や「環境保護」のような運動はあまり成功しませんでした。成功していれば、気候危機は起こらなかったでしょう。

なぜ成功しなかったのでしょうか?
それは、「地球のため」「未来のため」という発想で活動してきたからだと考えられます。つまり、慈善活動というわけです。

人間のかなりの割合が、「自分にとって得かどうか」で行動しています。典型的には、会社(営利企業)は「自社にとって得かどうか」で経営して、それが当然です。多くの個人も、自分や親類が生きるために行動しています。

ある経営者は、「人が行動する動機は3種類で、1)好きか嫌いか、2)得か損か、3)楽か大変か」だと言っています。

自分にとって得にならず、むしろ損や苦になることをするとなれば、ほとんどの人はやりません。それでも「慈善活動」に賛同する人の多くは、好きだからやっているのでしょう。気分がいいからなのでしょう。

環境破壊は、

  • 加害者は人類(自分自身)
  • 損をするのも人類(自分自身)

なのです。ところが、それを誤解してきたから致命的なのです。

加害者は自分です。
そしていわば「天に唾している」のですから、そのツバは自分に落ちてきます。ブーメランのように自分に返ってきます。自業自得です。
環境破壊は、自分を害していることと同じです。

環境破壊をやめることは「慈善」ではなく「当然」です。

気候危機対応を成功させるには、「私たち自身が加害者であると同時に、私たち自身を害しているのだ」ということを私たちが自覚することが重要です。

気候危機がすでに起こっていて、しかも急速に深刻化しています。
気候危機対応を、じゅうぶんに、いますぐ、やらなければ、いまいる私たちが生きているうちに、十年後や数年後に、私たち自身が痛い目にあいます。
例えば営利企業にしても、いま気候危機対応型経営をしなければ、今後の事業継続性はありません。