冬に電力不足になったこと

はじめまして、今回からメンバーに加わりました彩乃(あやの)です🌈
週に一回くらいはかけたらいいなと思っていますが、どうなるかはわかりません😅
私も亜紀子さんも、まじめで卑怯な手は使わずあざといこともできませんし、基本的にアンニュイな人なのであまり愉快なことは書けませんが、よろしくおねがいします。

ところで、昨年末から1月くらいにかけて、電力不足になりました。ニュースでは「新型コロナ」のことが話題で、電力需給が逼迫していることはあまり報じられませんでしたので、もしかすると知らなかった人も多いのかもしれませんけれど。

電力の市場価格が高騰しました。

「電力自由化」が近頃制度化され始まっています。新規参入した電力小売事業者がたくさんあります。電力会社を乗り換えた人も少なくないのではないでしょうか。

もしも市場価格連動型の契約をしている場合には、消費者(私たち)が高騰分を負担しないといけません。それで、電気代が何倍にもなったという世帯も出ました。

市場価格連動型でないうえに、自社で発電していない(電力を転売している)業者だと、高騰分を自社で負担しないといけません。
ところが、多くの業者は低価格を売りにして顧客を獲得しようとしてきました。人件費などの固定費を削減して、料金を下げて、いわゆる薄利多売のような戦略をとっているのです。
なので、想定外の電力高騰は売上原価の高騰、粗利益減どころか「逆ざや」になりました。
高騰した時期には「楽天でんき」も新規契約申込の受付を停止しました。お客さんが増えるほど損しますから。
F-Power にいたっては先日に倒産しました(会社更生手続)。

電力不足の主因は、火力発電で消費する天然ガス(LNG)の輸入が遅れたことです。遅れた原因にはやっぱり、パンデミックも関係があったようです。

そして、冬の一時期に強烈な寒波や雪が入ってきたことです。そうすると、暖房需要は増え、雪だと太陽光発電などはほとんどなくなります。この極端な気象の原因もおそらく、気候破綻なのでしょう。

いまの日本の現状だと、電力需要が高まる時間帯には火力発電でまかなっています。

電力需要は、夏にかぎっては冷房で日中に激増しますけれど、一般的には夕方から夜にかけて増えます。あとは、多くの人が朝起きた頃からしばらくの時間帯ですね。多くの人は日中に勤務などして、朝夕(夜)に帰ってきます。
夕方や夜には陽射しがないから照明をつけます。小売店や外食店など企業も、夕方から照明をつけますよね、看板とかにも。

ところが、太陽光発電では、夜には発電がなくなります
電力需要のピークには、いわゆる再エネではじゅうぶんにまかないきれないわけです。

電力を蓄える手段として、昔から水力発電(揚水式)がありますけれど、最近は充電池で蓄えることも増え始めました。しかしやっぱり、その蓄電分も全然足りなかったから電力不足になったのです。

発電に多くの燃料を輸入している日本は、その燃料が切れたら電力不足になるのが現状なのです。
再エネや蓄電体制がまったく不十分なのが現状です。

バイオマスなど一部の火力発電は自国で完結しますが、火力発電の化石燃料も、原子力発電の核燃料も、輸入に依存しています。原発でも問題は解決しません。(もちろん、火力発電が二酸化炭素というゴミを出すのと同じで、原発も放射性廃棄物を出すので、本質は解決しません。)
二酸化炭素の排出を早く止めて吸収に変えていくことは重要ですが、原子力発電もダメです。

太陽光発電と蓄電の体制強化も必要でしょうし、日中でなくとも可能な発電手段の強化も必要でしょう。

そしておそらくは、私たちの電力消費自体も減らさないといけないのでしょう。
私たちが、消費を減らすこと、活動を縮小させること(degrowth)は、今の日本の政財界や社会や日本人の多くはまったく頭にない選択肢なのでしょうけれども、逃げてはいけない現実です。
需給バランスが崩れている原因は、供給が足りないことだけではなく、需要が大きすぎることにもありますから。
生命身体を最優先にしたら、例えば冷暖房は必要です。必須なものを維持するには、不要不急の電力消費をカットしなければなりません。産業・経済のありかたをはじめ暮らしかたを改めることは必要不可欠です。